都会のミツバチさん Part2
Part1内の動画でもお伝えしたように私が駆けつけたときはすでに群れは巣箱の床スレスレまで
巣を作っていました。
これがあまりいい状況ではなく、そのまま放っておくと巣がミツロウ(巣の原料でミツバチの体液や花粉から
できたもの)によりくっついてしまい重箱を積み重ねることもできなくなり、無理に床から剥がそうとすると
巣自体が崩れ落ちてしまいます。
もちろんそうなったらほぼ完全に逃避してしまうでしょう。
そうなる前にせっかくの巨大分封群!
しかも街中の排気ガスや公害にも負けずに頑張っているミツバチたちを見捨てるわけには行きませんよ!
(もちろん、ハチミツにも期待ができますwどんな味がするんだろう)
さてさて、はたして結果は銅だったのでしょうか?
それではご覧ください。GoGo↓↓↓
苦戦も苦戦しました(笑)
限られたスペースでの作業に加え、あの群れの巣箱の重たいのなんの!(汗
おそらく普通の分封群(約1万匹)の倍の数はいるでしょう。
もちろん重さはミツバチの重さではなく彼女らが貯めている蜂蜜の重量なのです。
一段が約4ℓ取れるとして単純計算で
4ℓ×2.5=10ℓ・・・
あがらないわけですよね。。。(^ω^;)
街中でどうしてこんなに強力な分封群が育っているのでしょうか?
ここからは私の憶測ですが、きっと山岳部よりも街中の方が彼女たちの動力源となる花の蜜や花粉が多いから
だと思います。これは明治から大正にかけての大規模な雑木林(昔から日本にある花の咲く樹木)の伐採、そ
れにともなう針葉樹(主にスギ)の植林事業でもともと日本にあった花を咲かせる木々が生えている山々が少な
くなったせいだからと思います。
その反面街中に行けば花苗を扱う園芸店、一般家庭でのお庭、公園施設などなど・・・
おまけに外敵(スズメバチ、鳥など)も少ないからかもしれません。
今回の体験を通してもそうですし、これから先私たちにできることは限りある自然といかに上手く付き合って
いくかが大切だと思います。
街中の環境に上手く適応して一生懸命頑張っている彼女たちを見ていてそう思いました。
もしかすると私たちよりもずいぶんと先にミツバチたちはそういったことに気がついていたのかも知れませんね。
今後も彼女たちの活躍に乞うご期待!
それでは(^ω^)ノシ