ハニー工房

福岡県の山奥、水や自然の美しい石釜で活動している週末養蜂家のサイトです。ニホンミツバチ、セイヨウミツバチに関する様々な知識の公開、また自家製の純粋ハチミツの販売も行っております。どうぞお気軽に足を運びください。


2013年08月

スムシ対策

養蜂の経験があられる方ならば誰もがご存知・・・

これから始める方々も必ず行き当たることになる宿敵とも言いましょうか(笑)

それがスムシです。

すむし

正式名称は「ハチノスツヅリガ」

という蛾なのですが、この幼虫が巣箱に寄生しミツバチたちの排泄物(主にミツロウ)などを

食べながら巣箱の中で成長して行きます。

つまりこの写真の成虫が夜などに巣箱の中や巣箱の継ぎ目の隙間に卵を産み付けに来るのです。

これがまた繁殖力がすごく放っておくとスムシの勢いにミツバチが負けて

最悪、ミツバチ達が逃避または全滅させられることがあります!!

IMG00384

私も何度このスムシに空になった巣箱を送りつけられたことでしょう・・・(T_T)

かといって巣箱内に蜂さんたちと共存しているので殺虫剤などももちろんつかえません。

これがまた蜂の群れが少ない巣箱に限って付きやすく、そういったミツバチの群れはなくすべもなく逃避

に追いやられます。(スムシは床下角などから始まり上へ上へと上っていきます)

よほど強力な分封群でない限りミツバチたちも抵抗することができないのです・・・

結局のところ対策としては定期的な掃除をするしかありません

その際にミツバチたちの群れの状態や巣箱を確認するのが失敗を防ぐ近道だと私は考えております。



このスムシ使い道がないのか・・・と思いきや実は魚釣りのエサとしては優秀らしく

お店では「ハニーワーム」と称され重宝されているみたいですよwww

bdea6b10bd





逃避行ラッシュ2

その①

この暑さで彼女らの逃避行ラッシュは止まりません!

私のお盆休みはまさに

逃避群との戦い

でした・・・(;ω;)



こちらは同じ敷地内での巣箱から巣箱への逃避です。

それこそ50メートルほどしか離れていない空の巣箱に移ろうとしています。

ただ問題なのは

群れが完全に2つに割れてしまっていること。

これは計画的逃避みたいでハチミツ、幼虫は空にして逃げているのですが

元の巣箱にも結構な群れがいて、移った先の巣箱には女王がいる。

さて、あなた方はどちらを選ぶのですか?wwwwΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)

096

移動先の巣箱で上写真のようにハチマイッター(女王を逃がさないようにする柵)をつけよう

とも思ったのですがこの先何がおきるか予想ができなかったためそのまま自然に任せることにしました。(お願い逃げないで!)

その②

下の動画もこの盆休み期間で逃げた群れですが

なんと逃げたところが5~6メートル上のハゼの木の枝・・・Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ

しかも元の巣はその木の真下(どうしてwww)

夕方に逃げている群れを発見し朝になっていれば捕まえようと思って一晩中様子を観察していたのですが

朝までじっとしていました(;´Д`)/

こうなればどうしても捕まえてもとの巣箱に納めなければ・・・

というかどうせならもっと遠くに逃げてちょうだいwww(その方が諦めがつきます!)

ではご覧ください



うぅ・・・

これからまだまだ暑い日は続きます。

何があるのか不安と好奇心が交互にわたしを動かします・・・

寝不足のお盆休み・・・

今日はこれにて・・・zzzz  ネムー ( ´ρ`)。o ○

逃避行ラッシュ

福岡県最高気温36℃・・・

その結果、ここ3日間とても残念なことに

なんと

IMG00385


だいじな分封群を5~6箱失いました。

ズバリ、逃避です!

そして今回立て続けにおきている逃避は普通の逃避とは違います。

私もこんなことははじめてなのですが、普通ミツバチたちは逃避をする際あらかじめ巣に蓄えておい

たハチミツをすべて体内に取り入れ、また幼虫の子供たちがふ化すると同時にいっせいに逃

避を行います。

そうですね、計画的逃避とでもいいましょうか?自分たちのリスクを最小限に減らして女王とともに

次の住処へ逃げる・・・ミツバチたちはとても賢いのです。

が、しかし。

今回の逃避はその常識が通じない逃げかたで、なんと蓄えておいたハチミツもまだふ化しきれない幼

虫も捨てて、そう遠くない近場に逃避するという事が3日間で立て続けにおきています。

(これをまた分封群がやってきた!と喜んでいたのですが良く調べてみると私が所有してた巣箱の中の群れが
逃げたものでしたw)
CIMG2635


それともう一つ深刻な問題が高温による巣の落下です。

巣の元であるミツロウが解けてしまいハチミツや幼虫の詰まった重さに耐え切れず

根元から落ちてしまうという現象です。


もちろんこちらも確実に逃避してしまっております。

この異常気象できっとミツバチたちも想定外のことがおきてパニック状態ではないのでしょうか?

今、改めてニホンミツバチの養蜂の難しさを痛感しております(もちろん楽しいですよ!)

これから先は何がおきるのか私も想像できません。

いや~今日は断言させてもらいましょう。

ニホンミツバチにプロフェッショナルはいない!

※他にもこんな変わった出来事が続いている、みんさんのところのニホンミツバチはどうですか?たくさんの情報をメールやコメント等で教えていただけると嬉しいです。全国の養蜂家の皆様、この困難に立ち向かいともにがんばっていきましょう!!!



↑落ちた巣です(涙)

週に3回も!?

ニホンミツバチを飼育し始めて何年かになりますが、最近ある憶測に行き着きました。

私が思うに『ミツバチはミツバチを呼ブンwではないか?』ということです。

というのも7月の下旬。

つい先日のことになります。

なんと1週間の間に3群も私の飼育しているニホンミツバチの巣箱がおいてある場所のすぐ

近くの木々などに分封群がやってきたのです。

CIMG2645

CIMG2646

写真はハゼの木にとまった群れです。

しかもそれは6月末から7月に入っても1週間だけじゃなく2週3週と・・・

もちろん、私が飼育している群れが分封したものとは別の群れです。

飼い始めた当初はこんなことはなかったのですが、最近は次第にそれが増えてきたように感じます。

春に比べ彼女たちの貴重な栄養源である花の蜜や花粉が少なくなる夏、蜂たちにとって効率の悪い

厳しい時期での分封は少ないのでおそらく逃避群(何らかの要因で逃げてきた群れ)?でしょうか。

スナップショット_003


しかしこの広い山々の中でどうして私の敷地に逃げてくるのでしょうか?

きっとほかにも立地条件のよい場所や木の穴などがあるはずです。

あらゆる可能性をたどっていくと思いつくのは

私がミツバチを飼っている。

というところに行き着きます(笑)

例えるなら人間は、ビルがあり、交通機関が発達したとこ、買い物ができて暮らしやすいところ・・・すなわち

人が集まるところに自然と生活しています。

蜂も同じように

“蜂の集まるところ”

言うなれば彼女たちの都会に自然と集まってしまうのかもしれませんね。

そう考えると養蜂のあり方もおのずと見えてきたりするのかなぁ・・・

なんて考えてしまうハニー工房なのでした(笑)

ドタバタの分封群捕獲の模様は次回で!(^ω^)ノシ
いらっしゃいませ

このエントリーをはてなブックマークに追加




all produced by strife service
記事検索
スポンサーリンク