ハニー工房

福岡県の山奥、水や自然の美しい石釜で活動している週末養蜂家のサイトです。ニホンミツバチ、セイヨウミツバチに関する様々な知識の公開、また自家製の純粋ハチミツの販売も行っております。どうぞお気軽に足を運びください。


ニホンミツバチとは

情に厚いニホンミツバチ


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時々、養蜂作業の合間にニホンミツバチを観察していると実におもしろい発見があります。

たとえば、外での仕事を終え帰って来るミツバチたちを見ていると入り口の板に着地を失敗する者や

うまく減速できずにそのまま一旦旋回し着地しなおすもの、はたまたゴールが見えた瞬間に力が抜けるのか

(いろんな場面で人にもありますよねw)たどり着けずに地面に落下するものなど・・・

彼らは・・・・・いや、

彼女ら(働き蜂は全部がメス)は実に個性が豊かです。

季節的に花の蜜が少ない時期(真夏、真冬時など)はミツバチたちの食料が不足するので容器に砂糖水(砂糖

と水を1:1に混ぜたもの)
を非常食としてあたえるのですが、その際ちょっとしたはずみで砂糖水に溺れそうに

なって羽や体が砂糖水浸しになる蜂もいます。

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これがまたかわいらしいのですが、

その落ちた蜂が必死に羽をばたつかせ濡れた体を乾かそうとしてると

近くの仲間たちが傍によってきて動物で言えば『毛づくろい』でしょうか、口でその落ちた仲間の体や

羽を掃除するのです!


当初ミツバチを飼い始めた私はこれにとても驚いたのを覚えています。

他にもいろいろな行動があるので少しずつ写真等に納めれたら記事に上げていこうと思いますが、こん

強い絆で結ばれているのなんかもニホンミツバチの魅力だと思います。

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こんな小さな体でも人情みたいなものは私たちに負けないくらい大きいのかもしれないですね(笑)

        \ /
それではまた(^ω^)つ-ノシノシ

ニホンミツバチとは


ミツバチ比較



ニホンミツバチは西洋ミツバチよりもひと回り小さく、体色は少し黒い印象を受ける日本在来種のミツバチです。

性質は温厚で、病気や寒さ、外敵にも強いとされていますが、環境の悪化や大きな変化、激しい外敵の来襲(スズメバチやスムシなど)に対して「逃去」という対抗手段をとることがあり、その点で養蜂、飼育が難しいといわれています。

本来もってる強さの反面、神経質な一面ももっているというころですね。

「逃去」とは文字通り、住み慣れていた巣箱に幼虫や貯蜜(逃げる前はほとんど蜜を吸っていきます^^;)を残して群全体で障害回避のために新たな『安住の地』をもとめて逃げ去ってしまうことです!

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また、蜜源・花粉源植物が西洋ミツバチと比べ多種多様で、その蜜は深く、複雑な味わいですが、一群あたりの蜂数が西洋ミツバチより少なく採餌圏も狭いということもあり、量的な生産性が低く趣味的な零細養蜂での飼育が主流となっています。

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近年は、日本在来種とういうことで日本の在来植物との共生進化の観点から、また病気やダニなどにも強いということなどから、その存在がクローズアップされ、日本みつばちの養蜂家も増えつつあります。

私もその一員です(^0^)/

ff



完全に家畜化された西洋ミツバチとは異り、日本みつばちは、その生態研究や養蜂技術も未だ発展途上の興味の尽きない野生ミツバチといえます。

私も日々の様々な発見に驚かされることがおおいです。


いらっしゃいませ

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