ミツバチ比較



ニホンミツバチは西洋ミツバチよりもひと回り小さく、体色は少し黒い印象を受ける日本在来種のミツバチです。

性質は温厚で、病気や寒さ、外敵にも強いとされていますが、環境の悪化や大きな変化、激しい外敵の来襲(スズメバチやスムシなど)に対して「逃去」という対抗手段をとることがあり、その点で養蜂、飼育が難しいといわれています。

本来もってる強さの反面、神経質な一面ももっているというころですね。

「逃去」とは文字通り、住み慣れていた巣箱に幼虫や貯蜜(逃げる前はほとんど蜜を吸っていきます^^;)を残して群全体で障害回避のために新たな『安住の地』をもとめて逃げ去ってしまうことです!

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また、蜜源・花粉源植物が西洋ミツバチと比べ多種多様で、その蜜は深く、複雑な味わいですが、一群あたりの蜂数が西洋ミツバチより少なく採餌圏も狭いということもあり、量的な生産性が低く趣味的な零細養蜂での飼育が主流となっています。

はちみ~1



近年は、日本在来種とういうことで日本の在来植物との共生進化の観点から、また病気やダニなどにも強いということなどから、その存在がクローズアップされ、日本みつばちの養蜂家も増えつつあります。

私もその一員です(^0^)/

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完全に家畜化された西洋ミツバチとは異り、日本みつばちは、その生態研究や養蜂技術も未だ発展途上の興味の尽きない野生ミツバチといえます。

私も日々の様々な発見に驚かされることがおおいです。